皆様こんにちは、焼きたてシフォン工房金吾です。
昨日は春を通り過ぎるほどの温かさかと思っていたら、今日はもう真冬を超えるような寒さ・・・
この年にはつらいです。
皆様もどうか体調管理気をつけてくださいね。
今回は、文字が多めです。ご注意を(笑)
さてさて、子供のころからの夢。
皆様にもいろいろあると思います。
私の場合、パイロットとか警察官とか、今の職業でもある調理師も夢の一つだったんですね。
でも、ずっとやりたかった夢が
「射撃」
なんです。
子供のころ、家族で食事に行った帰り地元にできたばかりのクレー射撃のゲーム場があったんですね。
そこに連れて行ってもらって、遊んだ記憶が強くてずっと射撃に憧れてたんです。
ただ漠然と「許可とるのって不可能に近いんやろな」って思ってて、何もせずに憧れているだけであきらめてたんです。
で、去年のある日、ユーチューブで大好きな浜田省吾さんの曲を聴きながら仕事の作業をしていたとき、ふと。
「ユーチューブって射撃の動画あるんかな」って検索してみると、あるわあるわ(笑)いるわいるわ(笑)
女性が競技している動画もあるし、若い方がクレー射撃の練習をしている動画。
それを見ると、子供のころからの気持ちが湧きあがってきてもう我慢ができない状況に(笑)
許可を取るためのあらゆる方法を調べに調べて、念願の銃の所持許可を無事手にすることができました。
もちろん、許可が出るまでには厳格に決められている手続きを踏まないとだめですし何回も何回も警察に出向いていかなければいけません。
軽い気持ちで始めてたら途中でくじけるかもしれないような道だと思います。
でも、「クレー射撃の選手になりたい」って気も他の方がはるかに強く大きかったので私の場合は苦にはなりませんでした。
それよりも、あきらめていたクレー射撃が現実になった喜びの方がはるかに大きかったんです。
ここで、銃の所持までも手続きを簡単に説明いたしますと
1、所轄署に出向き初心者講習の申し込みをする
「この際、受け付けてくれるまでにかなり詳しく話を聞かれます。」
2、初心者講習を受ける
「これは一日かかります。最後に考査があり不合格だとまた1からやり直し。合格なら、講習修了証明書が発行される」
3、講習が受かると次は教習「車で言う実地試験」を受けるために教習資格認定申請を所轄署に提出する
「この資格認定申請書に添付する書類がたくさんあり」・病院の診断書・役所が発行する身分証明書・経歴書・同居家族一覧所・講習修了証明書」
これをそろえて所轄署に出向き申請します。もちろん詳しく調書を取られます。
4、この申請を受けて警察の身辺調査が入ります。実際に教習で銃を撃つわけですからこの人に銃を撃たせてもいいかを警察が親族、勤務先、ご近所などに聞き込みに行きます。自宅にも来て家族に別々に調書を取られます
5、身辺調査で問題なしとなった場合教習射撃認定書が発行されるのですが、教習を受けるためには弾が必要ですので、その弾を買うためにまた所轄署に申請を出さないといけません。猟銃用火薬類譲受申請書というものを申請します。
6、火薬譲受が発行されるといよいよ実地試験である教習射撃に出かけます
7、教習射撃認定書が発行されると地元の射撃場に教習の予約を入れその日に教習を受けに行きます。いよいよ実弾射撃です。射撃場で座学、実地を約半日かけてうけます。これが受かると次はようやく銃所持許可申請です。
8、銃所持許可申請をするわけですが、ここで一つ注意があって、日本は銃の免許というものは存在しなくて、あくまでも許可なんですね。だからこの番号のこの銃はこの人だけが扱えることを許可しますっていうものなので、申請の際に銃を決めて申請しないといけないんですね。
9、銃を決め書類をそろえて所持許可申請を出すと、今度は前よりも厳しい身辺調査が入ります。その際自宅にももう一度やってきて調書を取られロッカーなどの設備も確認されます。
10、待つこと一か月。問題ナシなら腫れて所持許可証が発行されます。夢にまで見た所持許可証が自分の手に。といってもまだすることがありまして・・
11、許可証を手に入れると、銃が触れるようになるので「それまでは触ることすら禁止です。許可証を手に入れても他人の銃は触ることも禁止ですが」銃砲店に行き自分の銃を取りに行きます。
12、その銃を持って所轄署に行き、許可証の記載内容と銃が間違いなく同じものかどうかを警察で確認してもらい、許可証にハンコを押してもらって、許可証が効力を発揮するんです。
13、そして、弾を買ってもいいですかの申請をだし。許可が出て初めて射撃場で射撃ができるわけです。
14、夢にまで見た自分の銃でクレー射撃を始めます
どうですか。かなりの体力と労力を使います。
軽い気持ちでクレー撃ちたいなんて思ってる人は海外で楽しむ方がいいと思います。
もちろん、許可が出てからも所持者としてこなさないといけない義務はたくさんあります。
銃の所持許可は車と違って一点でも違反があれば即刻許可の取り消しです。
自分は警察も認めた善良な国民で、武器を持たせても大丈夫って証明してくれたっていう誇りを胸に厳格に大切に取り扱わないといけないと身が引き締まる思いです。
そして、射撃を始めて半年が来ようとしています。
始める前よりずっと射撃の虜になっている私ですが、許可を取ることができたのも、反対もせずにいつも私のすることを全力で応援してくれる妻がいてのこと。感謝してもしきれません。
応援してくれる妻のためにも、目指せ国体を目標に精進していく決意です。
でも、難しいんですよねー。悩む日々です。
またこのブログでも射撃のことご報告しますね。
長々と稚拙な文章にお付き合い下さってありがとうございます。
金吾、頑張ります。